港珠澳大橋開通後12日目までのマカオ側イミグレーション経由出入境者数27万人…86%が香港との往来

中国が国家プロジェクトとして推進してきた香港と珠海(広東省)、マカオの三地をつなぐ「港珠澳大橋(ホンコン・ジュハイ・マカオ・ブリッジ)」が10月24日午前9時に正式開通した。

マカオ半島北東沖に造成された人工島上にあるマカオ側イミグレーションからは、香港及び珠海との間をそれぞれ往来することができる。香港へはシャトルバスで約40分、珠海へはイミグレーションビル内の徒歩移動で済む。

マカオ治安警察局は11月5日、大橋が開通した10月24日から、開通後2度目の日曜日となった11月4日までの港珠澳大橋マカオ側イミグレーションを経由した出入境者数データを公表した。12日間の総出入境者数は約27万人(延べ、以下同)に上り、このうち香港との往来が約23万6000人で、全体の86%を占めたという。ピーク時間帯については、マカオへの入境が午前11時から午後3時、マカオからの出境が午後4時から午後8時とのこと。ここまでの通関の状況は概ね順調とした。単日で最多の出入境者数を記録したのは、開通後初めて迎えた日曜日となる10月28日の約3万3000人。

港珠澳大橋のマカオ側イミグレーションビル(資料)=2018年10月24日本紙撮影

港珠澳大橋のマカオ側イミグレーションビル(資料)=2018年10月24日本紙撮影

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