第65回マカオグランプリ開幕間近…市街地中心部でレーシングカー展示イベント始まる

マカオに年に一度のグランプリシーズン到来。今年(2018年)の第65回サンシティグループマカオグランプリのレース開催日程は11月15日から18日の4日間となる。今大会には多くの日本人選手を含む159人のドライバーが参戦を予定している。

グランプリの舞台は公道を転用したギア・サーキット(全長6.2km)となるが、すでに路面の補修、ガードレールやスタンドの設置といった準備もほぼ完了しており、本番を待つばかりだ。

マカオグランプリ組織委員会(CGPM)では、レース本番を間近に控えた11月10日午後3時から、マカオ半島の市街地中心部にある塔石広場でレーシングカーの展示イベントを開催している。市民や観光客がマカオグランプリに対して親近感を得られるようにと数年前から始まったイベントで、今回は「SJMマカオGTカップ – FIA GTワールドカップ」「サンシティグループ第52回マカオモーターサイクルグランプリ」に参戦するレーシングカー・バイクをはじめ、2016年大会のフォーミュラ3(F3)マカオグランプリで優勝したアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ選手(ポルトガル)が乗っていたマシン、さらには今大会で配置されるセーフティカー及びレスキューカーなど数十台が一堂に会する華やかな内容だ。ファミリー向けのミニゲームのブース等も用意されている。展示期間は11月11日午後5時まで、見学は無料。

目下、マカオ市街はグランプリムード一色となっている。11日朝にはギア・サーキットを舞台にしたランニングイベントが初開催され、市民ら約2000人が参加した。15日から始まる本番の模様は現地テレビ局TDMが地上波で生中継するほか、今回のイベント会場となった塔石広場ほか市内の複数の広場や公園などにグランプリの生中継映像を放映するパブリックビューイング用の大型モニタも設置される予定。観戦チケットの販売状況については、記事執筆時点で決勝日(17日及び18日)の一部席種ですでに売切となっているのが確認できた。

マカオグランプリに参加する本物のレーシングカーを間近に見ることができる=2018年11月10日、マカオ・塔石広場(写真:CGPM)

マカオグランプリに参加する本物のレーシングカーを間近に見ることができる=2018年11月10日、マカオ・塔石広場(写真:CGPM)


世界各地からマカオに集結したドライバーとの交流も=2018年11月10日、マカオ・塔石広場(写真:CGPM)

世界各地からマカオに集結したドライバーとの交流も=2018年11月10日、マカオ・塔石広場(写真:CGPM)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  アフターコロナ初年となったマカオの昨年(2023年)通期のカジノ売上(粗収益、Gross Gam…
  3.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオのイーストスクエアで4月24日、…
  4.  マカオ治安警察局は4月24日、同月22日に路線バスの車内で乗り合わせていた20代の女性の臀部に下…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun