マカオの国際カジノ見本市で日本発の『鉄拳』ビデオスロットが最優秀テーマ賞を獲得…LT GAME JAPANとバンダイナムコアミューズメントが共同開発

マカオで開催中の大型国際ゲーミング(カジノ)見本市「MGSエンターテイメントショー2018(以下、MGS)」で、日本のゲーミング関連機器開発メーカーLT GAME JAPAN株式会社と株式会社バンダイナムコアミューズメントが共同プロジェクトにより開発、製作し、同見本市で初公開した新作ビデオスロット『TEKKEN VIDEO SLOT』が最優秀テーマ賞を獲得した。

今回、MGS運営事務局が会場内の「スロットエクスペリエンスコーナー」に世界各国のカジノ向けスロットマシンメーカーから候補商品を募り、実際に来場者に体験させた上での評価投票(テーマ、音響効果、ユーザー体験、グラフィックの4部門)を実施。11月14日夜のMGS6周年ガラディナーの場で受賞結果が発表されたもの。

『TEKKEN VIDEO SLOT』は、世界で高い知名度と人気を誇る3D対戦格闘ゲーム『鉄拳シリーズ』がテーマのビデオスロット機で、今回のMGSが世界初公開の場となった。LT GAME JAPANの「RGX-1000シリーズ」をベースとし、『TEKKEN VIDEO SLOT HEIHACHI ver.』、『TEKKEN VIDEO SLOT ASUKA ver.』、『TEKKEN VIDEO SLOT PANDA ver.』の3バージョンをラインナップしている。

LT GAME JAPAN及びバンダイナムコアミューズメントの関係者は受賞後、LT GAME JAPANが持つ日本ならではのものづくり技術と日本発の人気ゲーム『鉄拳』のコンテンツパワーのコラボレーションによって実現した新作マシンがカジノの本場マカオで注目を集め、評価いただけたことを嬉しく思うとし、今後のアジア市場における事業展開に弾みをつけていきたいと抱負を述べた。

MGSは地元マカオのゲーミング(カジノ)機器製造業者の組合にあたる澳門娯楽設備廠商会(MGEMA)の主催で2013年にスタート。スロットマシンメーカー及び関連機器やシステム、ゲーミングチップやプレイングカード(トランプ)などのカジノ用品、VIPルームなどを運営するカジノ仲介業者といったゲーミング(カジノ)関連業界のほか、IT、ショービジネス、飲食、サービス、家具、メディア、カジノ関連学科やディーラー養成コースを持つ教育機関まで、世界各地から幅広い企業・団体などが出展。また、併設会場でアジアのゲーミング業界の最新動向をテーマにしたセミナーやパネルディスカッションも行われ、アジアのゲーミング業界における最新トレンドやキーパーソンが一堂に会する情報及び人材ハブ機能も果たしている。

MGSエンターテイメントショー2018で最優秀テーマ賞を獲得した『TEKKEN VIDEO SLOT』=2018年11月13日、ヴェネチアンマカオ・コタイエキスポホールにて本紙撮影

MGSエンターテイメントショー2018で最優秀テーマ賞を獲得した『TEKKEN VIDEO SLOT』=2018年11月13日、ヴェネチアンマカオ・コタイエキスポホールにて本紙撮影


『TEKKEN VIDEO SLOT』受賞後の記念撮影に応じたLT GAME JAPAN株式会社の木村寿一社長(左2)とバンダイナムコアミューズメントのプロジェクトメンバーら=2018年11月14日、JWマリオットホテルマカオにて本紙撮影

『TEKKEN VIDEO SLOT』受賞後の記念撮影に応じたLT GAME JAPAN株式会社の木村寿一社長(左2)とバンダイナムコアミューズメントのプロジェクトメンバーら=2018年11月14日、JWマリオットホテルマカオにて本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府経済・科技発展局は4月17日、昨年第4四半期(2023年10〜12月期)の工業輸出状況…
  2.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで「ITTF(国際卓球連盟)男女ワールドカップマカオ…
  3.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は4月18日、今年(2024…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は4月17日夜、マカオで今年(2024年)4人目となる在郷軍人病(退役…
  5.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで「ITTF(国際卓球連盟)男女ワールドカップマカオ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun