マカオ大学、2019年のマカオの経済成長率を2.7%と予測

マカオ大学経済学部及びマカオ研究センターは1月7日、今年(2019年)のマカオのマクロ経済予測を発表。経済成長率予測を2.7%とした。

米中貿易戦や中国本土経済の成長鈍化といった各種外的不安定要素がマカオ経済にネガティブな影響を与える可能性があるため慎重な見方をせざるを得ないとのこと。

マカオ経済は去年上半期には好調を維持し、第1四半期と第2四半期のGDPは対前年でそれぞれ9.4%、5.9%の成長だったが、第3四半期には大型の台風22号(国際名:マンゴスチン)の襲来によるカジノ施設の一時閉鎖などもあり、わずか1.6%にとどまったという。

なお、今年のインフレ率については3%と予測し、安定を維持する見込みとした。

マカオ大学による2019年マカオのマクロ経済予測を発表会見の様子=2019年1月7日(写真:University of Macau)

マカオ大学による2019年マカオのマクロ経済予測を発表会見の様子=2019年1月7日(写真:University of Macau)

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