日本国法務省と香港特別行政区法務庁との間で協力覚書交換…国際仲裁及び国際調停に関する事項

日本国の山下貴司法務大臣が1月9日に香港を訪れ、香港特別行政区のテレサ・チェン(鄭若驊)法務長官との間で署名式に臨み、国際仲裁及び国際調停に関する事項についての協力覚書(MOC=Memorandum of Cooperation)を交換した。

日本国法務省の発表によれば、同省では、「司法外交」の柱のひとつとして、法務分野における諸外国等との戦略的連携を推進しており、そのツールとして、他国・地域の法務省等と包括的な協力関係についての協力覚書の交換を推進しているとのこと。

日本国法務省及び香港特別行政区法務庁(以下「両当事者」)は、パートナーシップと協力の精神に則り、それぞれの管轄において、国際仲裁及び国際調停に関して、「国際仲裁及び国際調停に係る両当事者の法的枠組み、判例及び見解・知見の情報交換」、「日本及び香港特別行政区の個人・機関に対する国際仲裁及び国際調停に係る研修の実施」、「国際仲裁及び国際調停の促進に係るフォーラムやセミナーの共同実施」、「両当事者が合意するその他の分野での協力」を通じて,両当事者間のコミュニケーション、協働及び協力を強化すること、並びに国際仲裁及び国際調停に関するサービスの発展を促進していくとした。

協力覚書署名式に臨む日本国の山下貴司法務大臣(左)と香港特別行政区のテレサ・チェン法務長官(右)=2019年1月9日(写真:news.gov.hk)

協力覚書署名式に臨む日本国の山下貴司法務大臣(左)と香港特別行政区のテレサ・チェン法務長官(右)=2019年1月9日(写真:news.gov.hk)

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