マカオタワー61階展望台目指して「猪突猛進」階段を駆け上がる…春節恒例慈善イベントに約2500人参加=優勝タイムは8分38秒

春節(旧正月)3日目にあたる2月7日、マカオの観光名所「マカオタワー」の展望台を目指し階段を駆け上がる春節シーズン恒例イベント「歩歩高陞チャリティーウォーク」が開催され、多くの市民や観光客らが参加した。

同イベントの開催は今年で11回目。展望台は高さ233メートルの位置にあり、階段の段数は1298。エレベーターを使えばおよそ60秒で展望台に到達するが、優勝者のタイムは前年を14秒上回る8分38秒で、亥(いのしし)年らしく「猪突猛進」を体現する結果となった。午後には38階からスタートするハーフの部も開催され、フルの部と合わせた参加者数は前年並みのおよそ2500人に上った。会場の各所にはマカオ赤十字会に寄付するための募金箱が設置された。

通常、マカオタワーの展望台の入場料は大人165パタカ(日本円換算:約2240円)だが、イベントに参加することで無料となる。また、レースの要素もあり、上位でゴールした参加者には賞品も用意されていることから人気のイベントのひとつとなっている。

イベントタイトルにある「歩歩高陞」とは、とんとん拍子に出世するといった意味を持つ縁起の良い言葉。マカオタワーの階段を一歩一歩駆け上がることとかけたものとのこと。

マカオタワーの展望台を目指して階段を駆け上がるランナーたち=2019年2月7日(写真:Macau Tower)

マカオタワーの展望台を目指して階段を駆け上がるランナーたち=2019年2月7日(写真:Macau Tower)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  アフターコロナ初年となったマカオの昨年(2023年)通期のカジノ売上(粗収益、Gross Gam…
  3.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオのイーストスクエアで4月24日、…
  4.  マカオ治安警察局は4月24日、同月22日に路線バスの車内で乗り合わせていた20代の女性の臀部に下…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun