マカオ、19年1月の総合消費者物価指数3.04%上昇…伸び幅は前月から0.10ポイント拡大

マカオ政府統計調査局が2月26日に公表した最新データによれば、今年(2019年)1月の総合消費者物価指数(2013年10月〜2014年9月=100)は114.53となり、前年同月から3.04%上昇。上昇幅は前月(+2.94%)から0.10ポイント拡大した。

今年1月の指数上昇の主要因として、外食費、家賃の値上げや自動車、男女衣料品の価格上昇を挙げた。価格指数の上昇が顕著だったのは、教育(+5.95%)、交通(+5.07%)、衣料・履物(+4.54%)。マカオの総世帯数のおよそ5割を反映する毎月平均支出1万〜2万9999マカオパタカ(日本円換算:約13万6700〜41万0280円)の甲類消費者物価指数は3.02%上昇の114.57、3割を反映する毎月平均支出3万〜5万4999マカオパタカ(約41万0300円〜75万2200円)の乙類消費者物価指数は3.27%上昇の114.20だった。

年率換算(2018年2月〜2019年1月までの12ヶ月)の総合消費者物価平均指数は、その前の12ヶ月との比較で3.11%上昇。衣料・履物(+6.43%)及び交通(+5.51%)価格指数の上昇が目立った。甲類消費者物価指数は3.13%、乙類消費者物価指数は2.98%のそれぞれ上昇。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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