マカオ政府統計調査局は3月1日、今年（2019年）1月の商品貿易統計を公表した。

今年1月の商品貿易輸出総額は前年同月から24.6%増の15.3億マカオパタカ（日本円換算：約211.3億円）。このうち、再輸出は28.3%増の13.9億マカオパタカ（約192.0億円）で、コスメティック・スキンケア用品が2.7倍、ダイヤモンド・ダイヤモンドネックレスが1.8倍のそれぞれ大幅増。マカオ製の商品の輸出は3.4%減の1.4億マカオパタカ（約19.3億円）で、たばこ製品が24.1%減。商品貿易輸入総額は7.2%増の89.7億マカオパタカ（約1238.9億円）で、小型車・バイクが72.2%、衣料品・靴類が57.5%のそれぞれ増だった一方、建設資材と携帯電話はそれぞれ45.5%、32.8%の減。同月の商品貿易赤字は74.4億マカオパタカ（約1027.5億円）。

今年1月の主要輸出先別は、中国本土が21.9%減の1.7億マカオパタカ（約23.5億円）、香港が38.6%増の11.2億マカオパタカ（約154.7億円）、米国が74.9%増の2704万マカオパタカ（約3.7億円）、EUが27.9%増の1631万マカオパタカ（約2.3億円）。品目別では、非紡績商品が25.7%増の14.6億マカオパタカ（約201.6億円）で、ダイヤモンド・ダイヤモンドネックレスが175.0%増の3.5億マカオパタカ（約48.3億円）だった一方、粉ミルクは82.9%減の2084万マカオパタカ（約2.9億円）。紡績品及び衣類は5.1%増の7091万マカオパタカ（約9.8億円）。

主要輸入元については、中国本土が3.6%増の31.7億マカオパタカ（約437.8億円）、EUが30.7%増の24.9億マカオパタカ（約343.9億円）。品目別では、消費財が26.4%増の63.5億マカオパタカ（約876.9億円）。このうち、衣料品・靴類が57.5%増の10.1億マカオパタカ（約139.5億円）、小型車・バイクが72.2%増の2.6億マカオパタカ（約35.9億円）、燃料・潤滑油が13.2%増の5.9億マカオパタカ（約81.5億円）、携帯電話が32.8%減の6.7億マカオパタカ（約92.5億円）、建築資材が45.5%減の1.4億マカオパタカ（約19.3億円）だった。

今年1月対外商品貿易総額は前年同月から9.4%増の105.0億マカオパタカ（約1450.0億円）。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）