伸長鈍化のマカオのカジノ売上、米シティは3月の予測を対前年2%増で維持

マカオ政府博彩監察協調局が3月1日に公表した最新データによれば、マカオの今年(2019年)1〜2月累計のカジノ売上は前年の同じ時期から0.5%減の503.12億マカオパタカ(約6920億円)にとどまっている。昨年通期では対前年14.0%増で、伸長の鈍化が伺える。

3月は大型連休などがなく、市場ではカジノ売上の動向に大きな注目が集まっている。米シティグループは近日発出したマカオのカジノ業界に関する最新レポートの中で、2度の週末を含む3月最初の10日間のカジノ売上は86億マカオパタカ(日本円換算:約1183億円)、1日平均8.6億マカオパタカ(約118億円)と試算。今年1月、2月の1日平均はそれぞれ8.05億マカオパタカ(約111億円)、9.06億マカオパタカ(約125億円)。また、3月の月間カジノ売上については、対前年2%増の265億パタカ(約3645億円)とする事前予測の数値を維持するとした。3月の11日目以降は1日平均売上は8.5億パタカ(約117億円)で推移することを意味する。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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