2018年「マカオエコフレンドリーホテルアワード」発表…ホテルオークラマカオなど3ホテルが金賞獲得

マカオ政府環境保護局は5月7日、同局が主催する2018年「マカオエコフレンドリーホテルアワード」の審査が終了し、19のホテルが賞を獲得したと発表。

最高となる金賞に輝いたのはホテルオークラマカオ、モーフィアス、MGMコタイの3ホテル。環境保護局では、賞を獲得したホテルにおいて節電・節水、リサイクル、騒音及び光害の抑制といった分野で顕著な改善が見受けられたと評価した。

マカオエコフレンドリーホテルアワードの賞の有効期間は3年間で、現在合計55のホテルがアワードを保持している状態という。

2012年と2018年の比較で、受賞ホテルの1客室あたりの平均電力使用量は2万8000キロワット超、平均水消費量は約260立方メートル、平均廃棄物処理量は45%超にあたる1.7トンのそれぞれ削減だったとのこと。近年、マカオのホテルでは厨房から出る生ゴミの管理に積極的に取り組んでおり、受賞ホテルのうち約64%がリサイクルに取り組み、回収量は累計約4500トンに上ったという。また、受賞ホテルの8割が紙、ペットボトル、アルミ缶、ガラスボトル、使用済み電池といった資源ごみのリサイクルを行い、総回収量は21万トンを超えたほか、約20%のホテルが送迎用シャトルバスをガソリン車から電動車に切り替え、空気質の改善に貢献、使い捨てプラスティック製品の削減にも取り組む動きも進んでいるとした。

「マカオエコフレンドリーホテルアワード」受賞ホテルに設置されている生ゴミ処理設備(写真:マカオ政府環境保護局)

「マカオエコフレンドリーホテルアワード」受賞ホテルに設置されている生ゴミ処理設備(写真:マカオ政府環境保護局)

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