マカオ治安警察局が市内各所の繁華街における防犯パトロール強化を継続して臨む姿勢示す

マカオ治安警察局は5月21日夜から22日未明にかけて、市内の繁華街にあたるマカオ半島の皇朝地区と新口岸地区、タイパ島、コタイ地区において警察官およそ50人を動員して犯罪及び違法行為に対する打撃を目的とした防犯パトロール及び交通検問を実施したと発表。

今回の防犯パトロールにおける調査対象者は109人に上り、このうち50人について詳しい調査を行うため警察署に同行させ、調査の結果、47人が違法行為に関わっていたことが明らかになったという。違法行為の内訳は、違法な外貨両替及び融資が47人、売春が3人で、すでに関係機関に送致済みとした。また、交通検問では38台に対して検査を実施し、違反が9件あったとのこと。

治安警察局による繁華街での大規模な防犯パトロールは2日ぶりのこと。治安警察局では、マカオの良好な治安環境を維持するため、今後も継続して犯罪行為に対する取り締まりを強化して臨む姿勢を示した。

司法警察局も5月19日夜から20日未明と20日夜にかけてコタイ地区で2夜連続で大掛かりな取り締まりを実施した。コタイ地区では、18日夜に中国本土出身の男性4人が複数の男から襲撃を受け、うち1人が死亡する事件が発生したばかり。司法警察局では、カジノや違法な貨幣両替に絡むものではないとした上、捜査は進展しているとし、しかるべきタイミングで最新情報のプレス発表を行うとした。なお、これまでのところ被疑者確保の報は入っていない。

マカオ治安警察局による防犯パトロールの様子(写真:マカオ治安警察局)

マカオ治安警察局による防犯パトロールの様子(写真:マカオ治安警察局)


マカオ治安警察局による防犯パトロールの様子(写真:マカオ治安警察局)

マカオ治安警察局による防犯パトロールの様子(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオは長く本格的な鉄道が存在しなかったが、2019年12月に新交通システム「マカオLRT」タイ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月18日、今年第1四半期(2024年1〜3月)のマカオのツーリズ…
  3.  マカオ政府経済・科技発展局は4月17日、昨年第4四半期(2023年10〜12月期)の工業輸出状況…
  4.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで「ITTF(国際卓球連盟)男女ワールドカップマカオ…
  5.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は4月18日、今年(2024…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun