マカオギャンブル監理当局、カジノ仲介業者営業拠点へ抜き打ち検査実施

マカオ政府でギャンブル監理を担当する博彩監察協調局(DICJ)は7月19日、7月に入って以降、カジノ仲介業者(ジャンケットプロモーター)のカジノ施設における営業拠点(VIPルーム)に対し、抜き打ちの立入検査を複数回にわたって実施したと発表。業界への監督強化が狙いとのこと。

DICJはプレス発表の中で、カジノ業界の法令遵守と健康的な発展を確保すべく、今後も巡回を継続していくとした。また、カジノ仲介業者はマカオの法律や規制を厳格に遵守する必要があるのはもちろんのこと、マカオ域外で現地の法律に違反した場合も含めて、マカオにおける仲介業者としての適格認定に影響が及ぶことを再度強調した。

このほか、違法なオンラインゲーミング及びカジノ関連犯罪の予防と取り締まりについては、保安当局と常に緊密なコミュニケーションを図っており、19日には司法警察局と違法オンラインゲーミング活動の最新状況やゲーミング犯罪の変化の趨勢などについての情報交流を実施したとのこと。

マカオのカジノ仲介業者ライセンス獲得事業者リストは年1回更新されており、今年1月にマカオ政府公報に掲載された事業者数は前年から9減の100(法人が9減の90、個人事業主が横ばいの10)で、6年連続の減少だった。

マカオギャンブル監理当局DICJによるカジノ仲介業者のカジノ施設における営業拠点に対する立入検査の様子(写真:DICJ)

マカオギャンブル監理当局DICJによるカジノ仲介業者のカジノ施設における営業拠点に対する立入検査の様子(写真:DICJ)

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