マカオ、カジノ施設で発見された挙動不審の男が中国本土からの密航者だったと発覚…強制送還されマカオ入境禁止処分中

 マカオ司法警察局は10月9日、同月7日にコタイ地区の統合型リゾート(IR)のカジノ施設内で挙動不審を理由に身柄を確保された中国本土出身の男(31)について、今年(2019年)5月に強制送還され、6年間のマカオ入境禁止処分を受けた人物で、密入境していたことがわかったと発表。

 男はカジノ警備員が身分証の提示を求めた際、提示できなかったことから、施設内に駐在する司法警察局の警察官に身柄を引き渡されたという。その後、警察官に対してマカオ居民身分証を提示したため、警察官がカードに記録された内容を確認したところ、本人の説明と食い違う点があったことから、偽造である疑いが強いとして司法警察局本部へ移送。男は警察の調べに対し、本名以外の質問への回答を拒否しているというが、警察のデータベースで、男が入境禁止処分中であることが確認できたとのこと。警察では、特別な価値のある文書の偽造及び密入境容疑で男を逮捕し、この2つの罪で送検する方針とした。

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

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