マカオ税関が無許可で大量のシガーを輸入した荷主を起訴=海外から郵送で取り寄せ

 澳門海關(マカオ税関)は10月9日、海外からマカオへ届いた郵便物の中から大量のシガーを発見し、荷主が輸入に必要な申告書類を所持していなかったことから、対外貿易法違反で起訴するに至ったと発表。

 税関によれば、海外から輸入された郵便物に対するX線検査を実施した際、疑わしい物品が入った郵便物を発見。同月8日に郵政総局へ引き取りに訪れたマカオ人の荷主の女性の立会いのもとで内容物確認を実施したところ、中にシガー23箱、計410本(重量:約6500グラム)が入っているのを確認しという。女は税関の調査に対し、シガーは個人使用目的で海外から取り寄せたものだと説明したとのこと。

 マカオではたばこ類の免税持ち込みについて厳しい制限があり、シガーについては個人使用目的で1本(重量:3グラム以下)とされている。

 税関では、ハンドキャリー、郵送に関わらず、マカオへの持ち込み、マカオからの持ち出が管制対象となる物品については事前に関係当局の許認可獲得及び税関申告をしなくてはならないとし、詳細は税関ウェブサイトを参照するか、電話で問い合わせをするよう呼びかけている。

郵便物の中から見つかった大量のシガー(写真:澳門海關)

郵便物の中から見つかった大量のシガー(写真:澳門海關)

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