マカオの19年1〜10月累計カジノ税収 対前年0.3%増の約1兆2692億円…歳入の85.2%占める=年度進捗率は85.2%

 マカオ政府財政局が11月18日付で公表した最新の財政収支データによれば、今年(2019年)1〜10月累計の歳入は前年の同じ時期から0.6%増の1103億4962.9万マカオパタカ(日本円換算:約1兆4890億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は94.1%だった。

 このうち、ゲーミング(カジノ)税収は0.3%増の940億3685.7万マカオパタカ(約1兆2692億円)で、年度予算執行率は95.7%。歳入に占めるゲーミング税の割合は85.2%。

 マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。

 歳出は4.3%増の624億5146.0万マカオパタカ(約8427億円)で、年度予算執行率は62.9%にとどまった。投資計画分が対前年で大幅減の執行率38.6%となったためで、経常性費用に限ると10.6%増。

 財政収支は478億9816.9万マカオパタカ(約6463億円)の黒字で、前年同期から3.8%減。ただし、年度予算執行率は265.2%に達している。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2018年2月ー本紙撮影

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