マカオ国際空港の年間旅客数が960万人超に…2019年=対前年16%増、開港以来最多を5年連続更新

 マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMは1月2日、昨年(2019年)の運営実績を発表。年間旅客数は人口の約14倍にあたる延べ960万人超(対前年16%増)、発着回数は延べ7.7万回超(同18%増)に上った。

 年間旅客数が前年を上回るのは2012年以来8年連続、開港以来最多記録の更新は2015年から5年連続。

 方面別の旅客数動向は、中国本土路線が25%、東南アジア路線が14%増、台湾路線が6%のそれぞれ増。中国本土、東南及び北東アジア路線の乗客が全体の40%を占めたとのこと。

 昨年末時点の乗り入れ航空会社数は34社、就航都市数は59都市で、年内に13都市との間に新路線の開設があった。中国本土市場が34%増。

 CAMでは、2020年も継続して就航都市ネットワークの拡大を目指す方針で、特に中長距離路線の誘致に全力で取り組むとした。

マカオ国際空港の搭乗待合室(写真:CAM)

 マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日2往復、福岡に週4往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。3都市とも昨年増便されたばかり。

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