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マカオで16、17人目の新型コロナ感染確認…いずれも海外からの輸入症例=水際対策強化で外国人就労ビザ保有者も入境禁止対象に

社会・政治2020/03/19 09:59

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは3月19日未明(現地時間、以下同)、新たに2人の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染例を確認したと発表。マカオにおける新型コロナの感染確認は累計17人に。

 同センターの発表によれば、第16例の患者は留学先の英国からマカオへ戻ったマカオ居民(マカオIDカード保有者)の女子学生(19)。3月15日に留学生仲間4人とともにロンドンからシンガポール航空SQ317便(座席番号64H)でシンガポールへ、16日午前にシンガポールから同SQ856便(40B)で香港に到着。仲間1人と香港で別れ、残る3人とチャーターした車で港珠澳大橋経由でマカオへ到着。この際、仲間の1人(香港IDカード保有者)が自宅での隔離検疫となることを知って香港に戻ることを選択し、最終的に仲間2人とともにマカオへ入境し、入境時の衛生局による検疫で自宅における14日間の隔離下における医学観察を指示された(*当時の措置。現在、英国帰りは指定ホテルにおける隔離のみ)。18日午後、患者の喉の唾液から採取したサンプルを用いた新型コロナウイルス核酸検査(NAT=Nucleic Acid Test)結果が陽性であることがわかり、感染疑い例として救急車で指定医療機関にあたる仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)に搬送。同院で実施した再度の検査でも陽性となり、感染が確認された。患者の容体は安定しており、体調不良などの自覚症状はないとのこと。現在、隔離病棟で入院治療が行われている。衛生局が同行した留学生仲間4人を密接接触者と認定し、マカオにいる2人を隔離施設へ移送して医学観察を継続、香港にいる2人の情報を香港当局に通知したとのこと。

 第17例の患者は、前日(18日)に感染が確認された第14例のマカオで就労するインドネシア国籍の女性患者の息子(11)。3月17日に父母とともにインドネシアのジャカルタからキャセイパシフィック航空CX718便(47F)で香港へ到着し、港珠澳大橋のシャトルバスを利用してマカオ入り。自宅での隔離下における14日間の医学観察を指示され、患者の父親の運転する車で家族は一旦自宅へ戻った(*当時の措置。現在、外国籍の就労ビザ保有者の入境は禁止となっている)。その後、母親の感染が確認されたことから、衛生局が密接接触者と認定し、核酸検査を実施したところ、結果は陽性で、感染が確認された。なお、父親については初回の検査結果は陰性で、48時間後に再検査を予定しているとした。

 マカオにおける新型コロナの新規感染確認は今週だけで7人に。内訳は第11例=ポルトガル帰りの韓国人女性(就労ビザ)、第12例=スペインからビジネス目的で来訪のスペイン人男性(旅客)、第13例=留学先の英国帰りのマカオ居民女性、第14例=インドネシア帰りのインドネシア人女性(就労ビザ)、第15例=フィリピン帰りのフィリピン人男性(就労ビザ)、第16例=留学先の英国帰りのマカオ居民女性、第17例=インドネシア帰りのインドネシア人男性(就労ビザ保有者の子)で、中国以外からの外国からの輸入症例が7件相次いだかたち。3月15日以前については、40日連続で新規感染確認がなかった。

3月18日夜に開催されたマカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターによる定例記者会見(写真:マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センター)

 世界的に流行が拡大する中、政府が輸入例に対する警戒を強めており、17日午前0時から過去14日以内に外国(中国本土・香港・台湾を除く)に滞在したすべての入境者に対して隔離下における14日間の医学観察を必須とし、18日午前からは非居民(マカオ居民IDカード保有者、中国本土・香港・台湾の居民、「ブルーカード」と呼ばれるマカオで就労許可(就労ビザ)を得た者に発給される身分証を保有者以外)の入境が禁止に。さらに、19日午前0時からは前日の措置で入境禁止の対象外だった「ブルーカード」保有者が禁止対象へ変更された。近日、水際対策は矢継ぎ早に変更(強化)されており、最新情報の把握が重要となっている。

 このほか、政府新型コロナウイルス感染症対策センターが3月18日午後5時から開催した定例記者会見の中で、第11例、第14例、第15例の患者が核酸検査を受けた後、当時の基準で中程度リスクとされていたため検査結果が判明するまで自宅で待機となったと説明。市中感染リスクを軽減させるため、すでに自宅での待機を不可とし、検査結果が判明するまで医療機関内に留める措置に変更したとのこと。

 現在、香港とマカオの直接の往来は港珠澳大橋の陸路ルートに限られている。同センターの発表によれば、大橋を往来するシャトルバスについて、18日午後から体温検査が強化され、37.3℃以上の場合は乗車できず、出発地のイミグレーションに戻される措置が講じられているとのこと。また、氏名と座席番号の登録も行われているとした。

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