マカオ、台風シーズン迎え避難所の点検実施

 マカオでは、例年6月中旬から9月下旬にかけてが台風シーズンとなる。目下、台風がマカオに接近中で、今週日曜日(6月14日)に最接近するとみられ、暴風雨が予想されている。マカオの半径800キロ圏内に入る台風はこれが今シーズン初めて。

 近年、マカオでは大型台風による大きな被害が発生しており、政府が災害に強い街づくりを掲げ、ハード、ソフトの両面で様々な防災対策を充実させてきた。そのうちのひとつとして、避難センターの開設が挙げられる。現在、政府社会工作局が教育青年局、体育局、市政署、衛生局と協力し、避難センターを16ヶ所、緊急時の集合・避難場所が4ヶ所を設けている。

 社会工作局は6月11日、台風シーズンを迎えるにあたって、各避難所を巡回視察し、防湿マットレス、寝袋、枕、毛布といった物資の保管状況などの点検を実施したとのこと。また、食料のサプライヤーとも飲料水及びベーシックな食品の供給体制を整えるよう随時確認を行っているとした。

マカオ政府社会工作局による避難所の点検の様子=2020年6月11日(写真:マカオ政府社会工作局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2024年)3月の住宅売買・…
  2.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで「ITTF(国際卓球連盟)男女ワールドカップマカオ…
  3.  マカオでは、政府とカジノIR(統合型リゾート)運営6社がコラボレーションし、域内の旧市街地エリア…
  4.  マカオ政府交通事務局は4月15日、電子決済の普及と使用が進む状況を鑑み、マカオ金融管理局及び公共…
  5.  マカオの統合型リゾート(IR)運営SJMリゾーツ社は4月16日、国際的に権威ある格付け機構として…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun