ゴールド購入ブーム続く、周辺への波及効果も

ゴールド価格の下落に伴い、マカオでは先週から「ゴールド購入ブーム」の様相を呈している。ブームが始まって一週間が経過しようとしているが、勢いを持続しているという。主な購入者は広東省からの旅客という。

21日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。ゴールドを取り扱う店舗が集中するセナド広場周辺では、ここ一週間の突然のブームで龍と鳳凰のブレスレットなど一部の人気商品で在庫切れも発生しており、カタログを用意して予約販売で対応している状況。あるゴールドショップの担当者によると、売上は平日でも数倍に跳ね上がっているいう。また、消費意欲の高まった旅客が増えたことで周辺への波及効果もあり、土産店の売上も平日で3~4割増という。

ゴールド価格は直近の2年ぶり最安値から若干上昇している。ゴールドショップによると、ゴールドの市場価格が標準水準に戻れば、自然とブームは終わると見ている。また、ゴールド価格は多くの中国本土からの旅客が訪れるゴールデンウィークまで現在の水準が続くとの予想もあり、ゴールドはもとより、周辺への経済波及効果を期待する声も多い。

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