「マカオのカジノ王」スタンレー・ホー氏の葬儀が3日間にわたって執り行われる

 今年(2020年)5月26日に死去した「マカオのカジノ王」と呼ばれた実業家のスタンレー・ホー氏(享年98歳)の葬儀が7月8日から10日にかけて香港・北角にある香港殯儀館で執り行われている。

 祭壇の中央には故人の盟友のひとりで、SJMホールディングスの副会長・エグゼクティブダイレクター・最高経営責任者を務めるアンブローズ・ソー氏が揮毫した「笑語帷幄」の文字が掲げられた。故人の知的でユーモアあふれる人柄、仕事において武将のように陣頭指揮を執った様子を表したものという。

 なお、墓所は両親と同じ香港島の西部、摩星嶺にある昭遠墳場で、埋葬は来年になる見通しとのこと。

 スタンレー・ホー氏は20世紀後半から今世紀初頭にかけてマカオでカジノ・リゾート施設の開発やインフラ整備に力を注ぎ、今日の国際観光都市としてのマカオの発展の礎を築いた人物として知られる。

スタンレー・ホー氏の葬儀の様子=2020年7月8日(写真は葬儀委員会より提供)

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