日本人旅客減少幅が改善傾向―3月入境旅客統計

マカオ政府統計調査局は23日、今年(2013年)3月の入境旅客数統計を発表。総数はのべ2,387,281人となり前年同月比1.6%増、うち日帰り旅客が1,216,775人で全体の51.0%を占めた。なお、日本人旅客は1月に一旦復調の兆しを見せたが、2月、3月は再び大幅減に転じている。

今年3月の入境旅客の出身地別では、中国本土旅客が前年同月比1.1%減の1,431,810人(うち個人旅行者582,774人)、省市別では広東省が633,040人、福建省61,490人が多かった。この他、中国台湾が0.3%減の80,651人、日本が27.2%減の28,719人、香港は9.0%増の612,367人、韓国が8.3%増の36,786人だった。昨年秋以降減少傾向にあった日本は1月に一旦15.0%減まで回復、その後2月は再び47.7%の大幅減となったが、3月は若干持ち直した。

3月の旅客平均滞在時間は1.0日で前年比0.1日増、宿泊を伴う旅客の平均滞在時間は1.8日、同日帰り旅行者は0.2日。

3月、中国本土からの旅客数が減少に転じたことについて、2月に春節(旧正月)大型連休があったことによる反動減とみられる。

今年1〜3月(第1季)の入境旅客数はのべ7,076,442人となり、前年比1.9%増。日帰り旅客が51.9%を占めた。第1季にマカオを訪問した旅客総数のうち、中国本土が4,414,194人、香港が1,724,330人、韓国が128,834人、タイ60,792人が対前年上昇、一方、中国台湾が238,588人、日本が76,610人、マレーシアが64,883人で減少となっている。米国、オーストラリア、カナダの遠距離各国からの旅客も減少している。

スムーズな出入境を目指して努力が続けられる (c) 治安警察局
スムーズな出入境を目指して努力が続けられる (c) 治安警察局

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…
  2.  マカオ政府衛生局は4月23日夜、マカオで「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌のひとつ、ビブリオ・バ…
  3.  このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2024年)1〜3月累計の歳…
  4.  今年(2024年)6月23日から7月3日にかけて、マカオでISF(国際学校スポーツ連盟)「ワール…
  5.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)グランドリスボアパレス(上葡京)で4月22日、世界…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun