マカオの路上で下半身露出…女性3人が被害=中国本土出身の男逮捕「暑くてチャックを閉め忘れた」など一部否認も

 マカオ治安警察局は8月3日、女性3人に対する痴漢及び露出行為でマカオで就労する30代の中国本土出身の男を逮捕したと発表。

 警察によれば、7月初旬にマカオ半島北部の路上で見知らぬ男に尻を触られたとする女性、見知らぬ男から突然下半身を露出されたとする女性から相次いで通報があり、事件発生現場周辺におけるパトロールを強化して臨んでいたとのこと。

 7月29日夜、警察官が2つの事件の現場近くをパトロールしていた際、挙動不審の男を発見し、約10分ほど尾行したところ、男の近くを通りがかった通行人の女性が驚いたように男から距離を置いたことから、すぐに男を制止。女性に事情を聞いたところ、対向して歩いて来た男が突然ズボンの中に手を入れて下半身をまさぐったとし、怖くなって離れたと説明したとのこと。男は現場で自身のわいせつ行為を認めたため、身柄を拘束された。

 その後の調べで、7月上旬に発生した2つの事件の容疑者と風貌が似ていたことから、被害者に捜査協力を要請。面通しの結果、この男に間違いないと確認が取れたが、男はこの2件については「意図せず不意に手が当たっただけ」や「暑くてチャックを閉め忘れていたところをたまたま相手に見られてしまった」などと話し、関与を否定したという。ただし、警察に総合的な調査で、裏付けが取れたことから、男を7月29日の事件と合わせてセクシャルハラスメント罪及び露出行為罪で検察院送致したとのこと。

マカオの路上で下半身を露出したとして逮捕された男(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は4月24日、同月22日に路線バスの車内で乗り合わせていた20代の女性の臀部に下…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…
  3.  マカオ政府衛生局は4月23日夜、マカオで「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌のひとつ、ビブリオ・バ…
  4.  このほどマカオ政府財政局が公表した最新の財政収支資料によれば、今年(2024年)1〜3月累計の歳…
  5.  今年(2024年)6月23日から7月3日にかけて、マカオでISF(国際学校スポーツ連盟)「ワール…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun