マカオの20年8月運輸通信統計公表…商用便フライト数が93.6%減、前月から下落幅は縮小

 マカオ政府統計調査局は9月30日、今年(2020年)8月の運輸通信統計を公表。

 今年1月下旬以降、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策の一環として水際対策の強化が続く中、航空便にも大きな影響が及んでいる。8月にマカオ国際空港を離発着した商用便のフライト数は前年同月から93.6%減となる426便にとどまった。ただし、下落幅は前月との比較では1.6ポイントの縮小。1〜8月累計では前年同時期から79.7%減の9896便。

 また、8月のマカオ国際空港における航空貨物取扱量は28.6%減の2486トン。内訳は輸入が41.5%減の354トン、輸出が17.9%減の1994トン、トランジットが69.2%減の137トン。3項目とも下落幅は前月から縮小した。1〜8月累計の航空貨物取扱量は前年同時期から29.4%減の1万7749トン。

 8月の陸路のコンテナ貨物の総重量は18.5%増の2489トン、海路は17.8%減の1万0523トン。1〜8月累計では陸路が前年同時期から30.8%増の1万5952トン、海路が27.0%減の7万2156トン。

 このほか、8月末時点の携帯電話契約数は前年同月から21.4%減の163万8576件。プリペイドSIMカードに限ると36.8%減の81万7991件。固定電話契約数は7.4%減の11万0177件、インターネット契約数は6.9%増の60万8800件。8月単月のインターネット総接続時間は7.1%増の1.4億時間、1〜8月累計では5.3%増の10.9億時間。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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