マカオ、国慶節大型連休5日目までの総出入境者数は117.7万人…職務質問とパトロール強化による犯罪抑止も

 マカオでは、中国本土で大型連休となる国慶節ホリデー(2020年は10月1〜8日)を迎えている。

 目下、マカオでも新型コロナ防疫対策の一環で厳格な水際対策が講じられているが、マカオと中国本土における流行状況が落ち着いたことを受け、国慶節を前に往来制限の緩和が進み、旅客は隔離検疫なしでの相互往来が可能な状態となっている。

 マカオ治安警察局が10月6日に発表した内容によれば、国慶節ホリデー5日目まで(10月1〜5日)のマカオの総出入境者数は117.7万人(延べ、以下同)で、このうち9.8万人がインバウンド旅客だったとのこと。中国本土からのインバウンド旅客の大多数がマカオ半島北部にある關閘イミグレーションを利用。また、出入境者のうちマカオ人(マカオ居民IDカード保有者)が52.1万人を占めたという。

 治安警察局では、国慶節ホリデー期間中に旅客数が増加するため、人の流れの多い場所や観光スポット周辺、イベント会場に警察官を増派して公共秩序維持にあたっているほか、不審者に対する職務質問及びパトロールを強化することで、犯罪抑止に務めているとのこと。これまでのところ各イミグレーション施設の人の流れはスムーズで、市中の治安及び交通の状況についても良好とした。

マカオ治安警察局では観光名所周辺に警察官を増派して不審者に対する職務質問を強化して臨んでいる(写真:マカオ治安警察局)

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