マカオカジノ大手SJMホールディングスが2020年Q3業績発表…コロナ禍で赤字続く=コタイ地区で開発中の新IR施設は2021年Q1開業予定

 マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の一角、SJMホールディングスは10月29日、2020年第3四半期(7〜9月期)業績を発表した。

 同社発発出資料によれば、今年第3四半期の株主に帰属する純利益は10.31億香港ドル(日本円換算:約139億円)の赤字となった。今年1〜9月累計では24.44億香港ドル(約329億円)の赤字に。なお、前年第3四半期は7.38億香港ドル(約99億円)、同1〜9月累計は24.17億香港ドル(約326億円)のそれぞれ黒字だった。

 また、今年第3四半期のカジノ純売上(総カジノ売上からコミッション及びインセンティブを控除したもの)は前年同時期から89.6%減の8.41億香港ドル(約113億円)、1〜9月累計では累計では79.4%減の51.13億香港ドル(約689億円)にとどまった。

 今年第3四半期の調整後EBITDAは前年同時期から182.3%減の7.82億香港ドル(約105億円)の赤字、1〜9月累計では158.3%減の17.66億香港ドル(約238億円)の赤字。

 今年第3四半期の調整後EBITDAマージンは-89%(前年同時期は11.5%)、1〜9月累計では-33.6%(同12.0%)。

 このほか、同社がコタイ地区で開発を進める大型IR「グランドリスボアパレス」については、すでに竣工済みで政府による点検を待っている状況で、来年(2021年)第1四半期の開業予定とした。

 同社に限らず、マカオのカジノ運営各社の業績は新型コロナによる甚大な影響を受けている。マカオと中国本土との往来制限が9月下旬までに大幅に緩和されたことから、第4四半期以降、インバウンド旅客が戻り始めると期待されている。

マカオ・コタイ地区で建設中の大型カジノIR「グランドリスボアパレス」(資料)=2018年5月-本紙撮影

マカオ・コタイ地区で建設中の大型カジノIR「グランドリスボアパレス」(資料)=2018年5月-本紙撮影

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