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マカオ、プリペイドSIMユーザー数が対前年約4割減…2020年9月=コロナ禍インバウンド旅客減や実名登録制導入、無料Wi-Fi普及など影響か

産業・経済2020/10/31 09:22

 マカオ政府統計調査局が10月30日に公表した最新の通信統計によると、マカオの今年(2020年)9月末時点の携帯電話契約数は前年の同月から22.2%減の166万7259件だった。

 マカオの人口は約69万人。携帯電話ユーザー数が人口を大幅に上回る背景には、SIMロックフリー端末とプリペイドSIMカードの普及が挙げられる。市内各所にプリペイドSIMカードの自販機が並び、スーパーやコンビニエンスストアの店頭でも容易に購入やチャージをすることができる。

 上述の携帯電話ユーザー数にはプリペイドSIMカード分も含まれ、全体の50.3%を占める83万8255件だったが、前年同月末との比較では38.0%減にとどまった。

 マカオ、香港、中国本土は同じ中国でありながら、マカオは853、香港は852、中国本土は86という固有の国際電話の国(地域)コード番号を持ち、通信事業社も各地ごとに異なる。中国本土や香港を含む海外からマカオを訪れた旅客が携帯電話を利用する場合、国際ローミング扱いとなり通信料が高額となることから、マカオ到着後にマカオの通信事業社が販売するプリペイドSIMカードを購入することが一般化している。

 プリペイドSIMユーザー数が大幅減となった背景として、新型コロナ防疫対策の一環として水際措置が強化されたことによるインバウンド旅客減がある。また、マカオでは、昨年12月22日にサイバーセキュリティ法が施行となったことを受け、同日からマカオの通信キャリアが販売するプリペイドSIMカードの実名登録制がスタート。同日以降、新たにプリペイドSIMカードを購入して使用する場合、アクティベーション時に実名登録が必要となった。開通済みのプリペイドカードSIMカードを使用している場合も補充実名登録手続きが必要となり、すでに締め切られた。マカオ域内では政府と民間の合同による無料Wi-Fiサービスもスポットの拡充が続いている。

マカオのプリペイドSIMカード自販機(資料)—本紙撮影

マカオのプリペイドSIMカード自販機(資料)—本紙撮影

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