マカオの路上で偽iPhone販売…中国本土出身の男2人逮捕=デモ機だけ本物、客には偽物渡す

澳門海關(マカオ税関)は1月20日、マカオ半島北区及び中区の路上で高級スマートフォン「iPhone」の模造品を販売していたとして、中国本土出身の男2人を工業財産権法違反、貨物詐欺などの疑いで逮捕、検察院送致したと発表。

税関によれば、市民からの情報提供を受けて調査に着手したとのこと。2人は見張り役と販売役に分かれて行動。販売する際にはデモ機として本物を見せて客を信用させ、購入した客には模造品を渡し、すぐに立ち去る手口だったという。

男らは犯行を認めており、逮捕時に所持していた模造品は中国本土で仕入れたもので、これを大幅に利益を乗せて販売していたが、実際に売れたのは2台だったなどと供述したとのこと。なお、男らの販売価格は本物と比較して極端に低いものだった。

マカオでは、これまでにもしばしば同様の事案が発生している。

マカオ税関が公開した証拠品(写真:澳門海關)

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