マカオ国際空港好調、陸空接続サービス導入検討

マカオ国際空港を運営するCAM社は3日、今年4月の航空旅客数及び航空機発着回数がそれぞれ前年比14%増の40万人超、同19%増の3,900回だったことを発表。台湾及び東南アジアからの旅客が増え、台湾線は1%、東南アジア路線は25%の旅客増となった。なお、中国本土方面はH7N9鳥インフルエンザの影響で下落に転じた。

同社によると、今年の中国版ゴールデンウィークについても、旅客数は安定した増を持続したという。4月29日から5月1日までの連休期間中の航空旅客数は6.7万人で、昨年と比較して9%増。なお、5月については長期休暇がないため、当月の旅客数の増加ペースは一旦落ち着くとの予想。

マカオ国際空港では今後も新規路線の開拓を続ける姿勢で、下半期にはカンボジア路線の開設を希望する航空会社もあるという。また、珠海市の拱北イミグレーションとマカオ国際空港の間に「陸空接続」の特別アクセスルートを設ける新サービス計画の実施を関係各部門と調整中といい、早ければ今年上半期にも実現見込み。「陸空接続」を利用する場合、マカオ国際空港の利用料100パタカが利用者へ還元されるという。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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