香港、4/16の新型コロナ市中感染確認は6人…感染経路不明2日ぶりゼロ=政府、ワクチン接種センターの稼働は9月末までと発表

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、4月16日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から9人増の17人とのこと。内訳は輸入性(海外からの入境者)が11人、市中感染が6人。市中感染のうち感染経路不明は2日ぶりにゼロとなった。

 市中感染のうち6人は新界・元朗地区にある同一マンションの住民で、残る1人も近日感染確認が相次いでいる新界・屯門地区にあるマンションの住民とのこと。

 輸入性の11人については、インドネシア、パキスタン、フィリピン、フランスからの入境者という。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は138人で、その約22%を占める市中感染30人のうち感染経路不明は7人。ここまでの累計感染確認数は1万1636人、退院者数は1万1246人、死者数は209人。

 このほか、香港政府は15日、ワクチン接種対象年齢の拡大、各地域に設置しているコミュニティ接種センターの営業期間と接種期間についてのアップデートを発表。

 ワクチン接種対象年齢は中国の復星医薬が代理となるドイツ・ビオンテック製のmRNAワクチン(Comirnaty)は16歳以上(未成年者は保護者が署名した同意書の提出が条件)、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製不活化ワクチン(CoronaVac)は18歳以上までそれぞれ引き下げられる。

 また、各地域に設置されたワクチン接種センター(CVC)の稼働期間は9月末までとなる。ビオンテック製ワクチンは、使用期限等を考慮して9月末で接種を終了。9月末までに2回目の接種を完了するには、8月末までに初回接種をする必要がある。シノバック製ワクチンについてはCVCの稼働が終了した10月以降も民間クリニック及び公立クリニックの一般外来で接種可能となる。

香港のイメージ=香港島・中環にて本紙撮影

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