マカオ、カジノ近くの空き地に斧や金槌放置した中国人の男を逮捕…「勝ち運を呼ぶ風水の儀式」

 マカオ治安警察局は6月10日、マカオ半島新口岸地区にあるカジノ施設近くの空き地に斧や金槌などを放置したとして、武器弾薬関連法違反で中国本土からマカオを訪れていた50代の男を逮捕したと発表。

 警察発表によれば、6月7日、ホテル業界と警察当局の連携メカニズムを通じ、カジノホテルから「フェレイラ・アマラル広場近くの空き地に斧6本、金槌6本、人民元のコイン2枚、ポリ袋4枚が放置されているのを発見した」と通報があったとのこと。

 通報を受けた警察が公共エリアの監視システム及びカジノホテルの監視カメラ映像などから、これらを放置したとみられる男の身元を特定。8日に現場近くのホテルで男の身柄の拘束に成功したという。

警察が公開した空き地で発見された斧や金槌などの証拠品(写真:マカオ治安警察局)

 警察の鑑定により、斧と金槌は武器弾薬関連関連法における禁止武器にあたるものと判断された。男は警察の調べに対し、中国の郷里からマカオへ持ち込んだもので、6日に自身が放置したものであると認めた上、近くのカジノ施設でギャンブルをするにあたり、勝ち運を呼ぶための風水的な儀式だったと供述したとのこと。

 現場周辺は多くのカジノ施設やホテル、商業ビルが集まる繁華街。

マカオの空き地に武器に相当する斧や金槌を放置したとして逮捕された男=2021年6月8日(写真:マカオ治安警察局)

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