マカオ国際空港、2021年2Qの旅客数は約47.46万人…1Q比大幅増=上半期累計では約67万人、コロナ前の2割弱

 マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMがこのほど公表した資料によれば、今年第2四半期(2021年4〜6月)の旅客数は47.46万人(延べ、以下同)で、同年第1四半期から133%増となった。

 新型コロナウイルス感染症の流行が始まって以降、各国・地域において水際措置と出入国・境制限が講じられたことを受け、航空業界は長期にわたって低迷を余儀なくされている。マカオ国際空港では、昨年第3四半期以降にマカオと中国本土との間で往来制限の緩和が進んだことを受けて旅客数は回復傾向にあるものの、今年上半期の累計旅客数はコロナ前の16.8%にあたる約67万人にとどまっている状況だ。

 マカオ国際空港では、中国本土路線の再開が主となっている。目下、中国本土との間には21路線が就航しており、7割の旅客が上海、杭州、廈門など華東地区路線の利用者とのこと。上海路線については、夏休みシーズンにあたる7、8月にかけて1日12往復体制となり、ほぼコロナ前水準に戻った。

 なお、近日では華東地区にある南京市の南京空港で従事する人を中心にしたクラスターが発生したことを受け、マカオ国際空港と南京を結ぶ路線も10日以上にわたってキャセルが続いている。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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