マカオに世界初の「ザ・カール・ラガーフェルド」ホテルオープン…大型IRグランドリスボアパレス内

 マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)「グランドリスボアパレス(Grand Lisboa Palace)」内に12月3日、新ホテル「ザ・カール・ラガーフェルド(The Karl Lagerfeld)」がオープンした。

 運営会社によれば、同ホテルのインテリアデザインは著名ファッションデザイナー、故カール・ラガーフェルド氏(2019年没)が生前に手がけたもので、その期間は5年超にも及んだとのこと。「ザ・カール・ラガーフェルド」ブランドのホテルとして世界初登場、そして同氏自らが完全にインテリアデザインを手がけたホテル棟として世界唯一の存在になるという。

 デザインの特徴は「東西文化及びクラシックにコンテンポラリの融合で、カラーはブラックとゴールドが効果的に用いられている。

 同ホテルの客室数は271室。料飲施設はコンテンポラリー・ポルトガル料理の「メーザ(Mesa)」とロビーラウンジ「ザ・ブック・ラウンジ」が入る。前者はオリエンタルな要素をふんだんに取り入れたモダンなインテリアで、天井にはフランス・パリのラガーフェルド氏の自宅にある天窓を再現したデジタルサイネージも設置されている。後者のインテリアはパリの撮影スタジオにあるライブラリーにインスパイアされたもので、ラガーフェルド氏がコレクションした書籍、約4000冊が並ぶ光景は圧巻だ。このほか、スパ、屋内温水プール、フィットネス施設などを併設する。

「ザ・カール・ラガーフェルド」ホテルロビー(写真:Grand Lisboa Palace)


「ザ・カール・ラガーフェルド」ホテルのグランドクラシック(ガーデンビュー)客室のイメージ(写真:Grand Lisboa Palace)

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