マカオで3人目のオミクロン変異株感染者確認…輸入性事案、英国からシンガポール経由で到着の女性

 マカオ政府新型コロナウイルス感染症対策センターは1月5日午後、新たに1人のオミクロン変異株感染者が確認されたと発表。

 患者はマカオ居民の女性(27)で、昨年(2021年)12月31日にシンガポール航空SQ305便で英国・ロンドンから経由地のシンガポールへ向け出発し、今年1月2日にシンガポールからスクート航空TR904便で最終目的地のマカオへ向かい、3日マカオ国際空港に到着。マカオ入境時のPCR検査で陽性となり、症状が出現していないため、無症状感染例としてカウントされた。

 その後、マカオ政府衛生局公衆衛生研究所による当該患者のウイルスゲノム解析が1月5日に判明し、オミクロン変異株に感染の確認に至ったという。患者は依然として無症状とのこと。

 マカオにおけるオミクロン変異株感染者の確認は3人目となる。昨年12月27日、29日に確認された2例については、いずれも米国からシンガポール経由での到着者だった。

 マカオ政府はオミクロン変異株の流入防止策として、極高リスク22ヵ国からの空路入境者に対する航空機搭乗要件の引き上げを含む水際措置の調整を発表済みで、1月6日から実施される予定。なお、この22ヵ国に米国は含まれるが、英国は含まれない。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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