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中国本土、新型コロナ新規市中感染確認124人…オミクロン株が天津市から他省へ波及も=1/12

珠江デルタ2022/01/13 09:24

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功し、以降も全国的には安定した状況を維持しているが、散発的な市中感染確認例が度々出現している状況。

 中国の国家衛生健康委員会(NHC)が1月13日朝に公式サイト上で公表した情報によれば、同月12日の中国本土における新規市中感染確認は124人(前日から42人減)だったとのこと。3日連続で3桁台に。内訳は河南省76人(安陽市43人、許昌市28人、鄭州市3人、信陽市1人、滑県1人)、天津市41人(津南区40人、河西区1人)、陝西省6人(西安市)、広東省1人(深セン市)。中国本土で市中感染確認例が出現するのは88日連続。市中の無症状感染例についても4日連続出現となり、天津市(津南区)で5人、遼寧省(大連市)で2人、広東省(深セン市)と雲南省(徳宏タイ族チンポー族自治州)で各1人の計9人。

 香港と陸で接する深セン市では2日連続で市中感染確認例が出現し、累計13人となった。いずれも既知の伝播チェーン上にあるものとされる。天津市では市中で1月8日にオミクロン変異株の伝播が出現(発端は不明)し、1週間足らずの間に累計感染者数は100人を超えた。天津市では拡散防止のため市外との往来に厳しい制限が講じられたが、すでに市外でも関連症例が確認されている。感染確認例が急増している河南省の安陽市について、疫学調査及びウイルスゲノム解析の結果、12月末に天津市津南区滞在歴のある大学生がきっかけと判明。さらに、12日に遼寧省大連市で無症状感染とされた2人は天津市から戻った大学生といい、すでにこのうち1人がオミクロン変異株感染であることが判明し、天津市及び河南省安陽市で流行しているウイルス型と高度な一致が確認されたとのこと。一方で、昨年12月以降に累計およそ2000人規模の感染確認例が西安市ではこのところ新規感染確認数が下落を維持しており、沈静化に向かっている模様。

 1月12日24時時点の中国全土で治療中を受けている感染確認者数は3460人(うち輸入性が1175人)で、重症者は10人(輸入性2人)。無症状の患者726人(輸入性674人)が医学観察下にあるとのこと。

 中国当局は域内における拡散防止と同時に、域外からの流入と院内感染を防止するための徹底した措置を講じるなどして「清零(ゼロ化)」を目指す徹底的な対処を進めてきた。具体的には、局地ロックダウン、全民PCR検査によるスクリーニング、区域を跨ぐ移動の制限、飲食店等の特定業種に対する営業制限等の措置が挙げられる。しかしながら、昨年11月下旬以降、各地で散発的な再流行が断続的に出現。省市区を越えて伝播したものもあれば、一部地域にとどまるものもあり、最初のきっかけとなった感染源もさまざま。

 このほか、マカオ特別行政区では1月12日まで95日連続市中感染確認例ゼロとなった一方、香港特別行政区では昨年末から直近にかけて航空会社クルーをきっかけとした市中におけるオミクロン変異株の伝播チェーンが複数出現し、市中における陽性者の確認が連日続いている。昨年5月末に流行第4波が終息して以降、落ち着いた状態が続いていたが、すでに第5波が始まっているとの見方もあり、各種防疫措置が一気に引き締めとなるなど緊張が高まっている。

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

中国・北京(資料写真)—本紙撮影

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