レボ・チャン氏がマカオレジェンドディベロップメント社共同会長兼CEO職など辞任

 マカオフィッシャーマンズワーフを運営するマカオレジェンドディベロップメント社は1月31日、香港証券取引所発表公告を通じ、株主全体の利益等を鑑み、レボ・チャン(陳榮煉)がエグゼクティブダイレクター、取締役会共同会長、CEO職を辞任したことを明らかにした。

 チャン氏はマカオのカジノ仲介業(ジャンケットプロモーター)大手「タクチュングループ(徳晋集団)」のトップとしても知られ、2020年にマカオレジェンドディベロップメント社へ投資し、支配株主となった。

 1月29日、マカオ司法警察局が同氏を組織犯罪、不法賭博経営、マネーロンダリングの容疑で逮捕。マカオ司法警察局は30日午前の特別記者会見において、昨年(2021)年11月下旬に同業の「サンシティグループ(太陽城集団)」のトップ、アルビン・チャウ氏らを同様の容疑で逮捕した事案の捜査を進める中で、チャン氏らのグループによる関与を裏付ける証拠が出たと説明した。31日、タクチュングループの財務部門のトップ2人が新たに逮捕され、サンシティ及びタクチュン関連事案の逮捕者は合計15人に。両社のトップはマカオ当局によって勾留されている。

 マカオレジェンドディベロップメント社は1月30日に発出した公告の中で、事件はチャン氏の個人事務に関するものであり、自社とは無関係とし、今後の日常業務に重大な悪影響を及ぼすことはないとの見方を示していた。

マカオレジェンドディベロップメント社が香港証券取引所発表を通じ1月31日に発出した公告(資料)

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