マカオでカジノリゾートを運営するゲーミング企業６社の2011年業績が出揃い、幹部役員の年収も開示されている。地元有力日刊紙澳門日報が14日付け紙面で報じた。資料によると、澳門博彩（SJM）が最も手厚く、それに継ぐのがウィン。マカオの有名幹部役員13人の年収総額は8億香港ドルを越え、うち3名が「億」香港ドルを超える収入を得た。

経済誌フォーブスが毎年発表している高額所得者ランキングにマカオに関する資料がないが、ゲーミング6社は先に発表した年度業績報告で取締役及びトップ5名の高額年収者に関する情報を開示している。年収には、報酬、ボーナス及び福利厚生、ストックオプション、年金プランへ拠出金などが含まれる。（詳細別表）

6社のうち、SJMの3名の取締役の年収が「億」香港ドルを越えた。トップは蘇樹輝氏で1.682億香港ドル，次いで吳志誠氏1.534億、アンジェラ・リョン（梁安琪）女史1.431億。しかし、カジノ王スタンレー・ホー（何鴻燊）氏は4,690万にとどまった。その他、下記の別表を参照。

すでにカジノ売上でマカオの4分の1の規模となったラスベガスでも、16名の高額年収取締役に関する情報が発表されている。年収ベースでもすでにマカオがラスベガスを上回る傾向にあるが、生命保険を含む福利厚生の手厚さではラスベガス優位となっている。

2011年、マカオゲーミング6社取締役年収

※出典：「澳門日報」（2012年5月14日）
※一部、日本語、英語表記に変更するなどの加工あり