マカオ、2022年1QのMICEイベント開催件数と参加・入場者数がいずれも対前年増

 マカオ政府統計調査局は5月26日、今年第1四半期(2022年1〜3月)にマカオで開催されたMICE(会議・研修、インセンティブ活動、国際・学術会議、エキジビション)に関する統計を公表。

 今年第1四半期のMICE開催件数は前年同時期から29件増の97件、参加・入場者数についても19.7%増となる16.5万人(延べ、以下同)に上った。

 コンベンション(会議)の開催件数は15件増の76件、参加者数は6.3%減の6157人。平均開催期間は0.1日短い0.9日、使用会場総面積は0.5%減の3.2万平米。

 エキジビションは7件増の14件。すべて民間主催によるもので、入場者数は19.8%増の15.8万人、平均開催期間は0.3日短い2.6日、使用会場総面積は1.5倍増の3.3万平米。

 インセンティブ活動の開催件数は7件、参加者数は1540人、平均開催期間は1.2日、使用会場総面積は8048平米。

 今年第1四半期に開催されたエキジビション主催者の収入は64.1%増の1019万パタカ(日本円換算:約1.6億円)で、ブース賃料が86.5%、政府及びその他機関による補助金が13.0%を占めた。支出は84.6%増の880万パタカ(約1.4億円)で、設営費が34.1%、宣伝・PR費が32.9%を占めた。エキジビションの収入から支出と政府及びその他機関による補助を除いた収支は7万パタカ(約110万円)のプラスに。

 エキジビション出展者数は64.8%増の692で、地元マカオからが96.1%を占めた。来訪バイヤーは63.2%増の9153人で、うちマカオからが97.5%。368の出展者から回答を得たアンケート調査結果によれば、収入の94.1%が商品販売によるもので、支出の72.1%をブース賃料、16.5%をブース設営費が占めたという。

マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み(資料)=2020年4月本紙撮影

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