旅客消費総額23%増―13年第2季

マカオ政府統計調査局は8月19日、2013年第2四半期の旅客消費調査結果を発表。同期の旅客消費総額(ゲーミング関連消費除く)は前年同期比23%増となる139億パタカ(日本円換算:約1,705億円)だった。このうち宿泊を伴う旅客による消費が117億パタカ、日帰り旅客が22億パタカ。

旅客1人当たり平均消費額は1,973パタカ(同:約24,202円)で、前年同期比15%増。出身地別では中国本土からの旅客が2,511パタカ(同:30,802円)と最高で、そのうち個人旅行客に限ると2,819パタカ。なお、中国本土に次いで消費額が多いのはシンガポールからの旅客の1,719パタカ、日本は1,434パタカと3番目。長距離旅客ではオーストラリアからの旅客の消費が最も多く1,261パタカ。

消費の用途別内訳はショッピングが49%、宿泊が24%、飲食が19%だった。ショッピングの内容として、お土産用食品が21%、成人衣料が19%、ジュエリー及び時計が19%。中国本土からの旅客のショッピング消費は1,403パタカ、個人旅行者に限ると1,796パタカ。長距離旅客については宿泊費、飲食代に占める割合が高かった。

宿泊を伴う旅客の平均消費額は前年同期比17%増3,396パタカ、日帰り客は同3%増の614パタカ。中国本土旅客のホテル宿泊及び日帰り旅客の消費額はそれぞれ4,436パタカ、752パタカ、個人旅行客では4,885パタカ、1,256パタカとなる。

また、旅客への満足度調査によると、マカオのホテル、旅行社について、それぞれ93%、92%が高評価、一方で公共交通機関と観光スポットについては7%が要改善と評価したという。

マカオでは、中国本土旅客、中でも個人旅行客の旺盛な購買力がマーケットを牽引している。

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート(イメージ)=マカオ・大三巴街—本紙撮影

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート(イメージ)=マカオ・大三巴街—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  アフターコロナ初年となったマカオの昨年(2023年)通期のカジノ売上(粗収益、Gross Gam…
  3.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオのイーストスクエアで4月24日、…
  4.  マカオ治安警察局は4月24日、同月22日に路線バスの車内で乗り合わせていた20代の女性の臀部に下…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun