マカオ、2022年7〜9月期の総体住宅価格指数は250.4…同年6〜8月期から1.7%下落

 マカオ政府統計調査局は11月8日、今年(2022年)7〜9月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は250.4で、前回調査(今年6〜8月期)から1.7%の下落だった。エリア別ではマカオ半島が2.1%下落の249.7、タイパ島・コロアン島が0.3%下落の253.2。

 ストック物件(中古)の価格指数は1.6%下落の268.1。エリア別にみると、マカオ半島が2.2%下落の259.3、タイパ・コロアン島が0.1%上昇の303.1。築年数別では、20年以上と5年以下が2.6%、1.8%のそれぞれ下落、6〜10年は0.2%上昇。未完成物件(プレビルド)は1.0%下落の293.3。実用面積別では、100平米以上が3.0%下落、75〜99.9平米についても1.8%の下落だった。

 今年第3四半期の総体住宅価格指数は同年第2四半期から3.2%下落。ストック物件とプレビルドの価格指数は3.0%、4.7%のそれぞれ下落。

 住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。

 マカオでは2020年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられており、ツーリズム産業を柱する経済は大打撃を受けた。住宅不動産市場については比較的安定して推移してきたが、コロナ禍の長期化によりこのところ影響が現れている。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2020年7月本紙撮影

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