マカオ航空が台北線の運航再開…成田線とハノイ線に続く

 マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)は、新型コロナウイルス感染症の影響により中国本土線以外の定期旅客便の運休を余儀なくされていたが、成田線とハノイ線(ベトナム)の運航を10月から再開したのに続き、11月8日からは台北(桃園)線も再開した。

 台北線は火曜日の運航で、マカオから台北の所要時間は約1時間45分(直行便)とのこと。

 マカオ航空はコロナ前にはマカオと日本の3都市(成田、関西、福岡)の間で定期便を運航し、このうち成田と関西はダブルデイリーだった。目下、日本線についてはマカオと成田の間で週1往復(木曜日)にとどまる。

台北・桃園国際空港に駐機するマカオ航空機=2022年11月8日(写真:マカオ航空駐台北スタッフ提供)

 マカオ航空は本紙に対し「マカオでは依然として入境時に義務的隔離検疫を要し海外からの旅客にとって厳しい状況が続いていますが、すでに運航を再開した路線の便数拡大や未だ運休している路線の運行再開にも期待が高まっています」とコメント。

 マカオと中国本土との間については隔離検疫免除での相互往来が実現している一方、中国本土以外との間については長期にわたって厳格な水際措置が維持されており、今後の制限緩和の有無及びその時期、程度について大きな関心事となっている。

<資料>マカオ航空マカオ〜台北線運航ダイヤ
NX602 マカオ(09:00)〜台湾/桃園(10:45)/火
NX601 台湾/桃園(11:45)〜マカオ(13:40)/火
*いずれも現地時間

マカオ航空台北線運航再開初便の出発ゲートの様子=2022年11月8日(写真:マカオ航空駐マカオスタッフ提供)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)グランドリスボアパレス(上葡京)で4月22日、世界…
  2.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社は4月22日、マカオ特別行政区の成立25周…
  3.  マカオ政府統計センサス局(DSEC)は4月22日、今年(2024年)3月及び1〜3月累計の訪マカ…
  4.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  5.  マカオ治安警察局は4月21日、自動車の運転者と歩行者の安全を確保するため、マカオ域内の各所でキッ…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun