ターボジェット衝突事故、邦人も負傷

11月29日午前1時15分頃、香港発マカオ行の高速船、ターボジェット木星号が海上で何らかの物体と衝突。香港当局、日本外務省の情報によると、重軽傷合わせて85名のうち、邦人3名が含まれるという。邦人はいずれも軽傷とみられる。

香港当局によると、木星号(乗客105名、乗員10名)は午前1時に香港・上環のフェリーターミナルからマカオ・外港フェリーターミナルへ向け出航。出航から約15分後、香港の喜霊洲付近の海上で何らかの物体と衝突したという。

衝突の衝撃で座席から投げ出されるなどして軽傷の邦人3名含む85名が重軽傷を負った。

香港とマカオを結ぶ高速船では、昨年(2012年)12月29日にもターボジェット鉄星号が海上のブイと衝突する事故を起こしており、29名が重軽傷を負った。重軽傷者の多くがシートベルト未着用だったことから、乗客のシートベルト着用義務化を求める声が上がっている。しかし、現時点でまだ法制化は実現していない。今回の事故でもシートベルト着用で被害を少なくできた可能性がある。

衝突事故を起こしたターボジェット木星号(資料)―本紙撮影

衝突事故を起こしたターボジェット木星号(資料)―本紙撮影

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