マカオ市民の総収入13%伸長

マカオ政府統計調査局が30日、マカオ市民の2012年総収入(当年価格による計算)を発表。総収入は3,017.2億パタカ(日本円換算:約3兆9,782億円)となり、3,482.2億パタカだった同年のGDPを465.0億パタカ、13.4%下回る結果となった。1人あたり平均総収入は530,221パタカ(同約6,991,045円)で、611,930パタカだった同年の1人あたりGDPを81,709パタカ下回る。
2012年マカオ市民の総収入、1人あたり総収入がGDP、1人あたりGDPを下回ったことについて、海外の投資家がマカオで得た収益が地元投資者が海外で得た収益を宇和待ったことが主要因とみられる。マカオにおける利益が対外流出する事態が長く続いているが、2012年の地元投資家による海外有価証券への投資収益、その他投資収益はそれぞれ55.8%、43.1%増加しており、海外からの収益は前年比34.1%上昇となり、海外投資家がマカオで得た収益の上昇幅(21.2%)を上回っている。マカオ市民の総収入とGDPの差異が2011年の13.5%から2012年には13.4%と縮小したことに表れているという。

2012年のマカオ市民総収入及び1人あたり総収入の実質上昇はそれぞれ13.0%、9.1%上昇し、GDP成長率の9.9%、1人あたりGDPの6.1%を上回る。

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  アフターコロナ初年となったマカオの昨年(2023年)通期のカジノ売上(粗収益、Gross Gam…
  3.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオのイーストスクエアで4月24日、…
  4.  マカオ治安警察局は4月24日、同月22日に路線バスの車内で乗り合わせていた20代の女性の臀部に下…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月24日、マカオ半島新口岸地区にあるマカオグランプリ博物館でレゴ…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun