3月CPI、対前年6.36%上昇

マカオ政府統計調査局は4月22日、今年(2014年)3月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は128.81となり、対前年6.36%の上昇。外食費、住宅家賃、野菜価格の上昇が主要因となっている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の12.37%、家庭設備及び用品の7.18%、食品及び非アルコール飲料の6.51%の増で、主に家賃、野菜価格、家庭サービス費の上昇に伴うもの。

今年3月のCPIは前月との比較で0.38%上昇。外食費及び家賃、鮮魚及び野菜価格の上昇に伴うもの。しかし、鮮魚及び野菜価格は下落に転じ、冬物の女性用シューズがセール販売されたことなどが、上昇幅を相殺した。交通、住宅及び燃料価格指数は前月から1.14%、0.70%のそれぞれ上昇、衣料・履物価格指数は1.09%の下落。

今年3月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して5.69%増。うち住宅及び燃料、食品及び非アルコール飲料価格指数がそれぞれ10.66%、6.62%の目立った上昇。一方、通信価格指数はそれぞれ2.12%の下落だった。

今年第1季のCPIは前年同期比6.12%上昇。

マカオでは生活必需品を含む多くの品目で依然として価格上昇傾向にあり、市民生活を直撃している。民生の改善に取り組む政府では、2014年も市民への電気料金補助の継続や現金支給額の増などの生活援助施策を次々と発表している。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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