新時代社がレオリアンの公共バス事業を継承

マカオ政府交通事務局は6月9日、昨年10月に公共バス運営会社の維澳蓮運(以下、レオリアン社)が破産したことに伴い政府管理下で事業継続している同社の公共バスサービスについて、澳門新時代公共汽車股份有限公司(以下、新時代社)を受け皿企業に決定し、7月1日から事業を継承することを発表。

政府の発表によると、新時代社側と直接交渉で事業継承先に選定したという。公共入札を行わなかった理由として、レオリアン社の債権申告時期が今年(2014年3月)になり、裁判所による同社の政府管理下による事業継続期限が6月30日に迫っていたことから、時間的制約によるものとしている。また、新時代社はマカオにおける陸上輸送事業経験を持ち、レオリアン社の保有していた車輌及び設備の継承、従業員の給与及び福利厚生についても不変とする原則を確認したという。

現時点で新時代社の詳細については明らかになっていないが、公共バス事業を展開する澳巴(TCM)及びその関係者が株主に名を連ねるものとみられる。

レオリアン社の路線バス(資料)—本紙撮影

レオリアン社の路線バス(資料)—本紙撮影

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