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カジノ会員ポイント騙し取る―ピットボスと客役が共謀

カジノ2014/07/04 09:41

コタイ地区のカジノを舞台にした、ピットボス(カジノディーラー主任)と客役が共謀によるカジノ会員カードポイントの不正積算、景品交換事案が明らかになった。すでに司法警察局が11人を逮捕し、不正に交換された景品の一部を押収。残る関係者の行方を追っている。カジノ運営会社の被害額は81万パタカ(日本円換算:約1,033万円)に上るという。

7月4日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。マカオのカジノでは、航空会社のマイレージ制度と似た会員プログラムを提供している。テーブルゲームやスロット機での掛け金額等に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントをホテルの無料宿泊やフェリーチケット、家電製品などと交換することができる。また、掛け金が多い顧客はより高いレベルの会員へと移行し、特典が得られるという仕組み。

逮捕された11人のうち、4名が同一カジノに勤務するピットボス、1名が別のカジノのピットボス、その他6人が中国本土出身の客役。いずれもサイバー詐欺罪で送検済。

今年6月13日、カジノの監視を担当する部門から、ピットボスが客のベッティングがないテーブルで顧客の会員カードにポイントを加算していると司法警察に連絡があった。この会員カードでホテル宿泊、プロモーションチップ、フェリーチケット、フードバウチャーなど、総額81万パタカ分の特典と交換が行われていた。司法警察が内偵調査の上でターゲットを定めた後、7月1日、2日に検挙に乗り出した。この際、上述の11名を逮捕したが、数名が逃走したとみられる。

取り調べによると、ピットボスは1回につき4,000〜8,000パタカの報酬、ポイントを得ていた客役は毎回200から1,000パタカの報酬をそれぞれ得ていたという。司法警察が容疑者宅の家宅捜索を行ったところ、交換された景品の一部や大量の会員カードが見つかったいい、逃走したと見られる関係者の行方を追っている。

マカオのカジノではディーラー、顧客、カジノ運営会社によるいかなる不正も見落とさないよう万全の監視システムが整備されている。また、司法警察局スタッフがカジノ内に常駐し、カネの出入りについても毎日付け合わせが行われる。これまで、偽チップや偽札を使った事案は見つかっていうが、会員カードのポイントに目をつけ、ピットボスと客役が共謀した今回のような事案は珍しい。

サイバー犯罪に対し注意を促すポスター(司法警察局)

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