カジノ周辺で本土から密輸の覚せい剤売りさばく―マカオ

マカオ政府治安警察局は、先日覚せい剤の販売容疑で逮捕した男性の供述をもとに、8月13日にコロアン島・石排灣の公営マンションで摘発活動を実施。マンション敷地内で大量の覚せい剤を身につけて隠し持っていたマカオ居民の女性1名を逮捕。その後、女の住居から覚せい剤を含む大量の薬物などが発見され、部屋にいた交際相手でマカオ居民のフィリピン籍男性1名を逮捕した。

8月14日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。女の供述によると、交際相手には無償で覚せい剤を与えていたという。覚せい剤は中国本土で友人から購入したもので、改造したブラジャーなどの中に隠し持ち、今年5月以降十数回に渡って關閘(ボーダーゲート)からマカオへ密輸していた。また、これまで二十数回に渡ってカジノ周辺で覚せい剤を販売していたとのこと。

女と交際相手の男は覚せい剤販売、使用などの容疑で送検済み。

中国本土とマカオの主要出入口「關閘(ボーダーゲート)」イミグレーション(資料)―本紙撮影

中国本土とマカオの主要出入口「關閘(ボーダーゲート)」イミグレーション(資料)―本紙撮影

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