マカオ税関、不法出入境者ら13名を相次ぎ検挙

マカオ税関は9月25日、今月24、25日にかけて、コロアン島のグランドコロアネビーチリゾート付近、同蝙蝠洞石灘付近、マカオ半島の友誼大橋入口付近で3件の違法出入境事件が相次ぎ発生し、中国籍の男10名、女3名の計13名を検挙したと発表。このうち1人は合法的にマカオへ入境しており、違法出境行為をほう助していた疑い。

最初の事件は24日午後9時50分頃、コロアン島のグランドコロアネビーチリゾート(旧ウェスティンリゾートマカオ)付近を巡回警備していた税関職員が男6名、女3名の不法出入境者を検挙。このうち男1名が再犯の違法入境者、合法的にマカオへ入境していた1名の男が違法出境行為をサポートしていたという。

2件目は、24日午後10時頃、蝙蝠洞石灘付近を巡回していた税関職員が1名の不法入境者の男を救助。男の供述によると、今月19日にモーターボートでマカオへ不法入境したが、同様の手段で出境しようとした際に税関職員から追跡され、逃亡するため海に飛び込んだとしている。

3件目は25日午前0時頃、巡回中の税関職員が友誼大橋のマカオ半島側入口付近で不法入境とみられる1艘のゴムボートを発見。税関のモーターボートで確認に向かい、乗っていた2名の男を不法入境者を検挙した。運転役の不法入境の男が、もう1人の不法出境を手助けしていたものという。

不法出入境12名の年齢は28〜52歳で、いずれもマカオと項目的は観光及びカジノでの賭博だった。

移送される不法出入境者ら13名(写真:澳門税關)

移送される不法出入境者ら13名(写真:澳門税關)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は4月20日、シンガポールからマカオへ向かう航空機内で別の客の荷物から現金を盗ん…
  2.  マカオ司法警察局は4月18日、架空の詐欺被害をでっち上げたとしてマカオを訪れていた中国人(中国本…
  3.  マカオ政府衛生局は4月19日夜、「人食いバクテリア」と呼ばれる細菌のひとつ、ビブリオ・バルニフィ…
  4.  マカオ政府統計調査局は4月19日、今年(2024年)2月の飲食業と小売業に関する景気調査結果を公…
  5.  4月19日付のマカオ特別政府区公報に「不動産需要管理に関する税制措置の撤廃」法が掲載され、翌日(…

ピックアップ記事

  1.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年4月号
(vol.130)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun