マカオ司法警察局は9月25日、今年5月25日、9月4日の2回にわたり、中国本土用の銀聯カード読み取り端末をマカオへ持ち込み、客らへ違法な越境キャッシングサービスを提供していたグループのアジトを襲い、計187万香港ドル（日本円換算：約2,634万円）を奪い取った強盗団のメンバー6名を逮捕したと発表した。なお、強盗被害にあった違法キャッシング組織メンバーについても、警察に被害を届け出たことで違法行為が露見し、逮捕されている。

強盗団は中国本土に潜伏していたというが、24日午前に3回目となる強盗計画を実行に移すためマカオへ戻った。この情報を事前にキャッチしていたマカオ司法警察局の捜査員がコタイ地区のホテルで待機していたところ、男らが同ホテル客室内で強盗事件を起こしたことから、現場へ踏み込み逮捕した。男らは麻薬及び吸引器具を所有していたという。

逮捕された強盗団メンバーはいずれも中国・吉林省、新疆ウイグル族自治区、黒龍江省出身の自称無職の男子6名。強盗、禁止武器使用、麻薬販売及び吸引、不法入境及び不法滞在、身分証偽造等の罪で送検済み。