マカオ廉政公署、警察官の出勤記録改ざん事案を暴露

マカオ廉政公署(汚職に対抗する独立委員会)は9月29日、治安警察局所属の1名の警察官が複数回に渡り出勤記録を改ざんし、給与をだまし取っていたことを明らかにした。同署によると、すでに検察院で事件の処理が行われているという。

廉政公署の調査で、この警察官は2012年から2014年までの間、複数回の遅刻、早退、欠勤があった上、勤務中にマカオから出境していたことが判明。また、つじつまを合わせるため100回以上に渡り改ざんした出勤記録を所属部門に提出しており、5万パタカ以上(日本円換算:約68万円)の給与を詐取した疑い。

今回の事案は詐欺及び文書偽造罪にあたるとされる。マカオの刑法典によると、詐欺罪及び公務員による文書偽造罪の刑罰は最大5年の懲役刑と規定されている。

改ざんがあったとされる出勤記録(写真:廉政公署)

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