カジノ内スリ師を逮捕、マカオ空港で再入境時に=360万円入りバッグ盗む

11月16日、マカオ・タイパ島のカジノ内のレストランで食事中の客がハンドバッグを盗まれるスリ被害に遭ったとし、カジノ運営会社がマカオ司法警察局に通報した。

被害者によると、ハンドバッグの中には20万香港ドル相当のゲーミング(カジノ)チップと現金4万香港ドル、総額24万香港ドル(日本円換算:約360万円)相当が入っていたという。

マカオ司法警察局は監視カメラの映像を分析するなどして容疑者を特定。容疑者はすでにマカオを出境した後だったが、同月22日にマカオ国際空港から再入境するとの情報をキャッチし、同日、空港で中国・浙江省出身の45歳の無職の男、張(チャン)を逮捕することに成功した。容疑者は犯行を否認しているという。

マカオのカジノでは顔認証や自動追尾システムなどを含む高度な監視装置が導入されているとされる。

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて—本紙撮影

カジノフロアの監視システムのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて—本紙撮影

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